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飛躍しすぎ [VIDA]

現代ビジネスのネット記事で、地方と東京の格差が書かれていました。

大枠として、言いたいことは分かりますが、説得力はありません。

まず、釧路市は、筆者の年齢時では、人口20万人を有する都市であり、鳥取市や山口市と同レベルの都市基盤がある、つまり、県庁所在地レベルの都市であること。

これを前提に考えなければ、分かりにくい記事です。

このレベルの都市だと、少なくとも、旧帝大に複数合格者を出す進学校があります。
北海道は、北大至上主義なので、北大という存在は、どんな僻地の小学生でも知っています。
しかしながら、それ以外の情報は皆無です。
知ろうとしなければ、得ることは出来ません。

ただ、北海道でも、東京六大学の早慶戦、ラグビーの早明戦、附属高校絡みで、駒大岩見沢→駒澤大学、東海第四→東海大という大学は知っているはずです。
筆者は、87年生まれと言うことなので、立命館の付属校の存在も知っているはずです。

しかし、それも知らずに、高校に振り分けられて、受験のタイミングで初めて知ると言うことは、ありえません。

筆者の高校は推定できますし、そこには、最低でも北大という人が集まっています。

私自身、高校は札幌で、代ゼミの札幌校の高校生クラスの友人は、道内の地方から東京を目指して来ていた人達です。
少なくとも、釧路より田舎(町村)でも、早慶上智、MARCH、日東駒専、大東亜帝国、関関同立、産近甲龍のレベルぐらいは理解して、その上で進学しています。
当然季節講習で、東京に出て来ますし、大学そのものが身近な存在です。
むしろ、理解出来ないのは教師で、北大の合格者数を増やすことしか頭に無く、大東亜帝国ですら、学年トップクラスでも現役で行くのは難しいと言い出しますから。

逆に、それを東京の高校生と話すと、北大ぐらいなら、遊んでいても行けるんじゃ無いと言われることもありますが。(完全に皮肉。北大を旧帝大と分かっていて言ってる)

少なくとも、私の時代も、筆者の時代も、四谷学院や日能研と言った、小学生から、大学を意識した教育を受けられないのは事実です。
しかし、自分で動けば、東京の高校のレベルは分かるし、東大に行くなら、このレベルというのは、すぐに分かります。
それは、本人の意識の問題で、地方だからという言い訳は通用しません。

環境を変えるのは、自分自身であり、それを怠るのも自分自身です。
地元の中学校から地元の高校に、何も考えずに進むのは愚の骨頂で、通常は考えます。

私は、とりあえず高校より、予備校に軸足を置いていました。
それでも、現役で文1は厳しく、文2を受験し、浪人しましたが。
まぁ、努力不足と言うことでしょうか。

大学進学後、高校時代進学校だけど、遊びまくって、勉強しなくても入れる大学と言うことで、名古屋大に、楽々合格した人も居ます。

いつから、大学進学を意識したかが重要で、私自身、小学校で意識し、キャリアで霞ヶ関に行けなければ、大学院と考えていました。

筆者は、受験を控えてと書いていますが、かなり無理があります。
まぁ、地頭いいので、一浪で進学できたんでしょう。
で、小学生から東京と同じ教育を受けれたら、文1に行けたと僻みにしか思えないです。

単に、自分の情報収集能力が無かっただけでしょう。
札幌でも、釧路でも、三大予備校の全国模試は受けれますからね。

少なくとも、私に時代より、ネット時代で、情報は収集できたはずです。

単に、地方の村社会の中で生きてきたか、そこを飛び出したかの差です。

もっとも、私の時代は、バブルの頃が小学生で、東京への憧れ→大学って何処があるの?と言うのもありましたけどね。
ただ、東大、京大と早慶に行くには何処の高校に行くかというのは、普通、進学考えていれば、分かると思いますが。

まぁ、私自身、慶応幼稚舎からエスカレーターというのは、羨ましいですけどね。
学習院もそうかな。

こればかりは、学力以外の見えない何かが影響しますからね。
選ぶ側からすれば、学校の名誉のために当然ですが。

それはさておき、とりあえず、今月の病院は終了です。(多分)
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